暮らしにモヤモヤしていない?私が輝く「フィット」のヒント。 〜出会いに行こう、「フィット」な暮らし vol.1〜
2023.03.03
がんばり過ぎず、心地よい。それが「フィット」な暮らし。
でも、私にとっての「フィット」って・・・?
もしかしたら、お片付けで少しずつ見えてくるかもしれません。
今どき女子が、がんばり過ぎちゃう理由
1.求められることが多いから
2.情報が多いから
3.人と比べちゃうから
1.お片付けで「隠れた本音」が見えてくる
①いる、いらないで判断しない
②判断軸は「好きかどうか」
いる、いらないではなく、「好きかどうか」で判断することもポイントです。
たとえば、高くて奮発したブランドバッグ。確かに素敵かもしれないけれど、心から好きでしょうか?
買った時のことを思い出してみましょう。みんなが持っているからなんとなく欲しくなったとか、流行っているから買ったとか、この年齢ならブランドものの一つくらい持っていないと恥ずかしいとか・・。まわりの影響が大きかったかもしれません。
また、買った当時の自分と今の自分は、変化しています。「今の自分」がどう感じるか、素直になって判断してみてください。
なお、「いる・いらない」基準も必要なのでは?と感じるかもしれませんが、例に挙げた洗濯機くらいのレベルで「いる」モノは、暮らしに必要なのでそもそも手放そうと思わないですよね。
そういったモノ以外で「いらない」と思ったモノは、大して好きでもないはず。潔く手放すと、だんだん「今の自分」にフィットしたモノがわかってきます。
③子供に問いかけるように、自分に質問をする
④無理して手放さない
「使わない、見返さないモノは、持っていても意味がないから、手放しましょう。」
片付けに関する本や記事をみると、こういう内容を目にすることがあります。
でも、ちょっと待ってほしいんです。
「使わないし、滅多に見返さない。なのに手放す気になれない」
人間ですもの。そんなモノだって、あっても良いのではないでしょうか。
手放せない、ということは、自分が大切にしたい「何か」に通じているということ。無理に手放すのではなく、その「何か」が見つかるように、モノと自分と向き合ってあげる方が◎。
それが何なのかはっきりすると、「これがなくても、大切にしたい〇〇はなくならない」と理解でき、意外とすんなり手放す気持ちになれることもあります。
なかなか手放せないモノは、自分の価値観につながっていることが多いのです。
3.お片付けで、自分をわかってあげる
持ちモノには、それを手に入れた時の思考が、全部現れます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、お片付けでモノに向き合うことは、これまでの考え方の癖・生き方を見つめ直すということ。
モノを手に取り、好きかそうでないか、手放すか手放さないか、なぜ手放せないのか、そもそもどうしてそれを手に入れたのか・・・。そういう、向き合いを続けていく。これを繰り返していくうちに、本来の自分の価値観に気づくことができます。
また、心から「好き」と思えるモノは、今の自分を理解するダイレクトなヒントになります。
いろんなモノゴトにがんじがらめにされていた自分に気づいて、ふっと解き放たれると、思いもかけなかった自分の良いところに、気づくことができるかもしれません。
意外と理解できていないかもしれない、自分のこと。お片付けは、「モノ」を通じて自分をわかってあげる作業なんです。
「フィット」な暮らしのスタートは、等身大の自分
あれこれがんばり過ぎてモヤモヤしてしまうのは、自分軸がわからなくて、周りに振り回されているからかもしれません。自分の気持ちや考え方に素直になれると、本当に欲しいもの、したいことを選べるようになってきます。
「フィット」な暮らしは、等身大の自分を知るところから。片付けをすることは、そのための大きな一歩になるはずです。
松尾千尋
ライター、整理収納アドバイザー。捨てるのが苦手で「詰め込み部屋」だったが、27平米での二人暮らしをきっかけにモノを減らし始め、「人生がモヤモヤするのは、モノゴトを詰め込んでいるせい」と気づく。証券アナリストとして勤務していたが、片付けを主軸に好きなことで生きよう!とキャリア転換。2023年からフリーランスとして、整理収納アドバイザー、暮らし•金融ジャンルのライターして活動中。
instagram:
@mer_chip310
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