[失敗しない冬服講座]骨格タイプで選ぶ、好印象アイテム
2024.11.14
急に肌寒くなりましたね。慌てて冬服の準備を始めている人も多いのでは?重ね着が多くなる秋冬はどんな服を買えばよいか、どんな風に組み合わせるのかに悩んでしまうというお声をよく耳にします。
そんなときこそ骨格診断の出番!骨格タイプで似合うものを選べば、選択肢が絞られるのでお買い物がグっとラクに、そして楽しくなりますよ。
自分の骨格タイプに合ったトップスを見つけて、スタイルアップと好印象を叶えましょう。
骨格診断とは
骨格診断とは、生まれ持った「ボディライン」と「質感」の特徴をもとに、体型をより美しく見せるための服の「形」と「バランス」を導き出すもの。
身長や体重は関係なく、骨格に合った服を着るとスタイルアップ効果が♡。
自分の骨格タイプを知ることで、服をきれいに着こなすコツや服選びのポイントがわかります。
3タイプの中で最も筋肉を感じさせるメリハリボディなストレートタイプ。上半身に厚みがあるため、首元を開けるとすっきり見えます。
スタイルに存在感があるため、ジャストサイズを基本に、盛り過ぎるよりもシンプルで上質なアイテムを使った引き算のコーディネイトがぴったり!
ハリと弾力を感じる肌質に合わせて、素材もハリのあるものがマッチ。
トップスを選ぶ際のポイントは次の4つ。
①首元の開き
上半身、特にデコルテの厚みがしっかりとあるので、出来るだけ首元が開いたものを選ぶと、お顔や上半身をすっきり見せてくれます。
Vネックの他、Uネックやスクエアネックなど、お顔立ちやお好みによって選んでみて。
シャツの襟を開ける着こなしもおすすめ!
反対に、首が詰まったものは、苦しく感じたり着太りしてしまうことも。
また、デコルテ部分に大ぶりなリボンやフリルなどの装飾があるものも、お身体の厚みにさらに立体感をプラスしてしまうため苦手な傾向。
デザインものを選ぶ際は、なるべくボリュームが控えめのものを。
②袖のデザインと長さ
筋肉の肉感が出やすい二の腕をすっきり見せるには、シンプルでベーシックな袖の形やデザインがおすすめ。シンプルな袖のデザインは二の腕を強調してしまうことがなく、気になる肉感をカバーできます。
一方で、肩や上腕にボリュームのあるバルーン袖やフレンチスリーブはがっちり見えしたり、ボリュームアップして着ぶくれにつながります。(袖がさりげなく膨らんでいる程度ならOK!)
③サイズ感と丈感
もともとメリハリがあるボディラインを活かして、なるべくジャストサイズのものを選ぶとよいでしょう。
タイトなサイズ感のものは、肉感を拾いやすいので避けた方が無難。また、オーバーサイズの服はだらしない印象に見えてしまいます。
丈感は、おへそくらいのジャスト丈が◎。
ウエストの位置が高く重心が上の方にあるため、最近トレンドのクロップド丈やショート丈のトップスは、上半身が詰まって見えがち。
トップスを試着するときは、サイズと丈に注目して全身のバランスをチェックしてみてください。
④素材
肌の質感とマッチするようなハリがあり、しっかりした素材が得意です。綿やシルク・ウールの他、地厚であればポリエステルなどの化学繊維でも。
ストレートタイプにおすすめのトップス
シフォンなど柔らかく薄手の素材は広がりやすく、上半身のボリューム感を強調させてしまいます。
◆ウェーブタイプ
なだらかでカーヴィーなシルエットが魅力のウェーブタイプ。
上半身は華奢見えし、どちらかというと下重心。スタイルアップのポイントは、重心アップとメリハリをつけたコーディネイトを意識すること。
トップスにギャザーやリボン、ボリューム袖などデザイン性の高いものを取り入れたり、ウエストマークを高めにしたりすると◎。
マシュマロのように柔らかい脂肪の質感に合うのは、透け感のある素材やシフォンのようなソフトな素材。ソフト&華やかに"盛る"おしゃれがおすすめ。
トップスを選ぶ際のポイントは次の4つ。
①首元の開き
上半身のボリュームをあまり感じず華奢な印象のウェーブタイプは、首元の開きはあまり深すぎないラウンドネックやボートネックが一番お似合いです。
また、華奢さを存分に活かして、デコルテ部分にリボンやフリル、タック、ギャザーなど、華やかな装飾があるものを楽しめます。
反対に、深いVネックなど首元が大きく開いているものは、胸元がさみしく貧相に見えてしまいがち。
首元の開きは控えめながら、シンプルすぎずデザイン性の高いトップスを選んでみて。
②袖のデザイン
上半身が華奢なので、肩まわりや袖に華やかさのある袖コンシャスなトップスが得意。
上半身にデザインがあることで重心アップにもつながり、シンプルよりも何か装飾がある方がウェーブの良さを引き立ててくれます。
ここ数年人気のバルーン袖もとてもお得意ですが、あまりにもボリュームのあるものは、身体の厚みに対して負けてしまい着られた印象になるので、試着がおすすめです。
③サイズ感と丈感
メリハリをつけたコーディネイトがスタイルアップに欠かせません。
サイズ感はメリハリを作りやすいコンパクトなものや、からだになじむフィット感のあるものがおすすめ。
オーバーサイズの服は着られた印象に見えがちです。もしも少しオーバーサイズのものを着たい場合は、丈は短めのものにして全身でバランスをとればOK!
丈感は下重心のため、とにかくハイウエストのバランスにするのがマスト!
ウエストマークや切り替えの位置を高めに見せられるよう、トップスは短めのクロップド丈が一番おすすめ。
クロップド丈のトレンドが長く続いているので、ウェーブは色々なトップスを楽しめますよ。
④素材
ソフトな肌質が特長のウェーブは、素材も柔らかく薄手のものが得意です。
ブラウスでよく見かけるとろみ素材をはじめ、シフォンやチュール、ツイード、レースなど、華やかで女性らしい素材をぜひ積極的に取り入れてみて。
ウェーブタイプにおすすめのトップス
冬のニットでは、モヘアなどふわふわ素材が大得意。
レザーなど硬い素材はソフトな身体が負けてしまい苦手に感じやすいですが、薄手のものや柔らかいスエード調なら大丈夫。
◆ナチュラルタイプ
骨や関節がしっかりしていて、フレームを感じさせるナチュラルタイプ。
特に肩まわりのフレーム感を活かして、ビッグシルエットやオーバーサイズのものも、こなれた印象に。
骨格がしっかりしているからこそ、ボリュームのあるものや重ね着、長め丈をおしゃれに着こなすことが出来るんです。
ドライな肌質の方が多く、麻や綿など風合いのあるナチュラル生地が似合います。
トップスを選ぶ際のポイントは次の4つ。
①首元の開き
鎖骨や骨が太く大きめなナチュラルタイプは、タートルネックの他、ラウンドネックやボートネックなど首元が大きく開かないものがお似合い。
得意アイテムでもあるシャツは首元がほどよく覆われるので、多少開いていても違和感なく、お得意のラフなスタイルにもマッチしておすすめです。
反対に、深いVネックなど首元が大きく開いているものは、首回りの骨や関節が目立ちやすく苦手に感じられる方が多いです。
②袖のデザイン
特に肩まわりや背中にフレーム感が出やすいので、ゆったりとした袖のデザインがぴったり。
肩や腕にぴったり添うより、ドルマンスリーブやラグランスリーブなど、少し身体とのあいだに空気を含むようなリラックス感があるものがおすすめ。
また、肩の位置が付け根よりも下に下がっているドロップショルダーもお得意アイテム。
最近のトップスはドロップショルダーのものがとても多いので、ぜひ手にとってみて。
③サイズ感と丈感
骨格がしっかりしているからこそ、ビッグシルエットやオーバーサイズも、着られた印象にならず、おしゃれに着こなすことができます。
オーバーサイズはカジュアルな印象が強いことが多いので、きれいめスタイルのときは、極端に大きめサイズにせず、身体と洋服のあいだに空気を含むような、ゆとりを感じる程度のものを選ぶのがおすすめ。
丈感についてはジャストから長め丈が◎。反対に、丈が短いものは肩まわりのフレーム感を強調して、たくましく見えてしまうことがあるので気をつけて。
④素材
骨や関節の特徴とドライな肌質のナチュラルに合うのは、綿や麻、ウールなどの天然素材。カジュアルで、洗いざらしの質感・シワ感があるものがお得意です。
ナチュラルタイプにおすすめのトップス
ラフでカジュアルなコーディネイトは相性抜群!デニムにも合うので、デニムコーデも楽しんでみて。
一方で、シフォンなど薄手の素材は骨感を拾ってしまうので苦手です。
marico
mari-colore(マリコローレ)代表。
下着メーカーのワコールにて商品企画とPRに従事。
退社後、パーソナルカラー・骨格・顔タイプ診断をベースに、一人ひとりにお似合いのファッションやメイクのアドバイスを行うサロンを運営。
SNSやYouTube「オトナ女子ファッション講座mari-colore」でも大人の女性に向けて日々ファッションの情報を発信している。
その経験をもとに、自社ブランド「mari-colore」を立ち上げるなど、幅広く活動中。
3児の母。
https://mari-colore.co.jp/media/
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