洋服寿命を短くしている!? 洗い方あるある5選
2023.04.13
お気に入りの洋服のメンテナンスは上手にできていますか? おうち洗いのとき何気なくやってい
ることが、実は洋服の寿命を縮めているかも!? 正しい洗い方をご紹介します。
こんにちは、ファッションエディターの昼田祥子です。私自身、衣類のケアについて無頓着な方でした。特に洗うのは苦手で、なんでもかんでもクリーニング店に持ち込んでいました。それが仕事を通して正しい洗濯方法を学んだことがきっかけで、自分でも実践してみることに。
やってみたら意外と簡単!難しいと思っていたけれど自分でもできるんだ!と分かってからは、ホームクリーニングが楽しみのひとつになりました。今となっては手持ちの洋服の多くを自分で洗っています。
※他本人私物
正しくケアができるようになると、洋服に愛着がわき、長く大切に着られるようになりますし、経済的にもメリットがあります。
ということで今日のテーマは「正しい洗濯方法」についてご紹介します。実はその洗い方、洋服寿命を短くしているかもしれませんよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
01
洗剤を入れるタイミングは
正しい?
注意したいのが洗剤を入れるタイミングなんです。最初に水と洗剤をよく混ぜてから衣類を投入しましょう。こうすることで洗剤液がムラなく衣類に浸透します。
手洗いの場合も、桶などに洗剤を入れ、軽くかき混ぜてから洋服を入れるようにしてみてくださいね。
02
洗浄力を上げるために
洗剤の量を多めにしていない?
※綿、麻、レーヨン、化繊用
汚れがひどいからといって洗剤の量を増やしていませんか。これではすすぎが足りず、衣類に洗剤成分が残ってしまうことになります。また、衣類が少ないからといって洗剤の量を減らしてしまうと、汚れ落ちが悪くなります。水の量に対して適正な量を使うことがとても大事なんです。
03
洗濯ネットは
正しく使えている?
衣類どうしの摩擦や絡まりなど、ダメージから守ってくれるのが洗濯ネット。デリケートな素材を洗うときや、よりやさしく洗いたいときは、目が粗いものよりも目の細かいものを使うのがおすすめです。また、毛羽が立ちやすいニットや刺繍があるものなど表面のダメージを抑えたい場合は、裏返しにして入れましょう。
大事なのはここから。衣類に対して洗濯ネットが大きい場合は、ゴムで結んだりしばったりして、衣類が動かないようにすることがポイントなんです!型崩れを防ぐためにもこのひと手間を忘れずに。
04
手洗いのとき
ゴシゴシ洗いをしていない?
手洗いのときにやってしまいがちなのが、衣類をこすり合わせてしまうこと。衣類の繊維に洗剤水を通すことで汚れは落ちるので、ゴシゴシ洗いは必要ありません。衣類を沈め、水から引き上げる「押し洗い」をしながら、やさしく洗うのがポイントですよ。
05
脱水時間を長めに
していない?
洗濯機の全自動コースの場合、脱水時間が長めに設定されていることが多くあります。脱水時間が長くなると、生地を傷めたり、深いシワができる原因になってしまいますので、40秒〜1分程度を目安に取り出しましょう。できたシワはハンドプレスで伸ばしてから干すようにすると、アイロンの手間が減りますよ。
めんどくさがりな私でも衣類のメンテナンスができるようになったのは、ズバリ「ケアの知識」を身につけたから。知らないからできなかったんですよね。洗濯のときにちょっと気をつけるだけで、洋服をいい状態で長く保つことができます。ぜひ試してみてくださいね。
昼田祥子
ファッションエディター歴21年。2016年に大規模なクローゼットの片付けに着手し、1000枚近く
あった洋服がわずか20枚に。洋服好きだからこそ捨てられない葛藤を経験し、「おしゃれとは自分が心地よくあること」と気づく。また「手放す生き方」はモノにはじまりライフスタイル、心やマインドへと広がり、2023年からは瞑想インストラクターとしても活動中。
Instagram:
@hiru.1010
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